北海道で発生した震度6強の地震を受け、みずほ証券の札幌支店(札幌市中央区)では停電の影響で窓口営業ができない状態となっている。自家発電設備を備えていないためで、顧客からの株式売買の注文や問い合わせにはコールセンターで対応している。営業再開のめどは現時点では不明だという。
一方、3メガ銀行は道内に三菱UFJ銀行が2支店、三井住友銀行が1支店、みずほ銀行が5支店あるが、すべて自家発電設備を使って営業しており、支店内のATM(現金自動預払機)については稼働している。
日銀も道内3支店で通常通り業務を行っており、日銀と金融機関との間の資金や国債の決済をオンライン処理するシステムも正常に稼働している。日銀は「地方自治体とも緊密に連携し、業務継続に万全を期していく方針だ」という。