EXILEのパフォーマーで俳優、AKIRA(37)が2日、東京・西武池袋本店で初の自叙伝「THE FOOL 愚者の魂」(毎日新聞出版、1620円)の発売記念トークイベントを行った。
青春時代の挫折経験や失敗を赤裸々に綴り、37歳の誕生日(8月23日)に刊行した渾身の一作。限定140人のファンが待ち構えるなか、満面の笑みで登壇したAKIRAは「あいつも意外に普通の人生を送っていたな、失敗してそれでああやっているんだな、って身近に感じてもらえたら。共感して何か一緒に頑張っていける本です」とPRした。
同著ではサッカーに情熱を傾けた過去も語られているが、司会者から過去に戻れるなら?と問われると「戻りたくないすね。もういいすわ」と笑わせた後、サッカーW杯ロシア大会日本代表DF長友佑都(31)と親交があるだけに「たまにサッカーの夢を見る。ある意味、サッカーでは賢者をやってみたい。ちゃんとしたトレーニングをしてサッカーをやっていたらどこまで行けたかなと思います。日本代表を1回味わってみたかったですね」と胸の内を明かした。
ピザ店員や塗装業、ポスティングなどさまざまな職業を渡り歩いたり失敗の連続だったこともファンに語りかけ、「黒歴史と思っていたことをプライドに変えていけたら60歳、70歳にオンリーワンの自分を築き上げられる楽しみはある」と前向きに語った。トークショーでは同著に綴られなかった初恋の思い出も披露しファンを沸かせた。
同著の刊行をもとにアートの分野にも進出を目指すAKIRAは、自身初の写真展を14日から17日まで大阪・中央区の松下IMPホールで開催する。