今年で17年目を迎えたエイベックスの夏恒例イベント「a-nation 2018」の東京公演が25日、東京・調布市の味の素スタジアムで開催された。
ラストを飾ったのは、6月に前人未到の横浜・日産スタジアム3日間公演を成功させた韓国の人気デュオ、東方神起だ。
4年ぶりの出演でトリは5度目。すっかり日が落ちたスタジアムを、パールレッドのサイリウムが埋め尽くす。爆音と同時にステージに現れたユンホ(32)とチャンミン(30)の2人は真っ白な衣装に身を包み、1曲目の「Reboot」からパワー全開。
会場を揺るがす大歓声の中、ユンホは「盛り上がっていますか!?」と叫び、「a-nationは4年ぶりですごく久しぶりだけど、空白を感じさせないくらい盛り上がっていますね」と笑顔。
チャンミンは「ちょっと蒸し暑さでやられている感じですか!?」とお茶目に語り、「皆さんの笑顔をみると、2人もパワーアップします。今年の夏の最後にもっと特別でステキな思い出を作りたいと思います」とキッパリ。新曲「Road」やヒット曲「Purple Line」と次々に熱唱し、どの曲でも大合唱が起こるなど会場と一体に。涼しげな赤と黒のシャツとデニム姿に着替え、名曲「OCEAN」「Somebody To Love」などのメドレーではトロッコに乗ってグラウンドを回ってファンを喜ばせるなど、全8曲を激しく歌い、踊り、走る、気迫のパフォーマンスで魅せ、約5万人の観衆を熱狂させた。
昨年8月に再始動会見を行い、その後、5大ドームツアー、前人未到の日産スタジアム3日間連続公演を成功させ、海外アーティストの1ツアー動員最多記録となる計100万人を動員。チャンミンは「僕たちは社会に戻ってきて約1年くらいたったんですけど、1年の中で結構皆さんとライブ会場で会える機会が多かった」と振り返り、「皆さんに会ってたくさん楽しんでいる姿を見られて感無量。変わらず東方神起のことを応援してくれて有り難うございます」とファンに感謝。
9月19日に3年9カ月ぶりのオリジナルアルバム「TOMORROW」を発売し、同26日には全国アリーナ&ドームツアー(10カ所32公演)がスタート。ユンホは「この先はアルバムと全国ツアーが控えていますので引き続きよろしくお願いします」と笑顔。チャンミンも「今年の秋からのライブツアーでa-nationよりもいろいろ会話もできると思うので、是非たくさん来ていただきたい」と呼びかけた。
夏の風物詩となった同イベントは、26日に同所で最終日を迎え、歌姫、浜崎あゆみ(39)が通算15度目のトリを飾って締めくくる。