映画「パパはわるものチャンピオン」(藤村享平監督、9月21日公開)に主演したプロレスラー、棚橋弘至(41)が24日、大阪市浪速区のサンケイスポーツ編集局にやって来た。今夏、所属する新日本プロレスの真夏の祭典G1 CLIMAXで3年ぶり3度目の優勝を飾ったG1チャンピオンは写真撮影を自ら仕切るなど、宣伝マンに代わって大奮闘。決めセリフの「愛してま~す!」も飛び出して、エンターテイナーぶりを発揮した。
映画でわるものチャンピオン、リングはG1チャンピオンの棚橋。サンスポでは、いい人チャンピオンだった。
「サンスポさんはプロレスをなかなか扱っていただけないんで、どんな反応が返ってくるのか。ここは自分で切り開いていかなくちゃね」
控室を出た100年に1人の逸材は編集局に入るなり飛んできた「逸材!」の掛け声に「逸材です!」とニッコリ。
自ら「映画で主役をやらせてもらってます。その宣伝に参りました。お力を貸してください」と切り出して頭を下げた。
通常は宣伝マンらが手すきの社員を集めての写真撮影時も「皆さん、お写真にガッと入ってください」と直々に声がけ。
女性社員を「表情が硬いよ」といたわると、「はい、チーズ」の代わりに、リングでおなじみの決めセリフ「愛してま~す!」で写真に収まるなどした。
「ウエルカムでうれしかったです」。笑顔の棚橋が主演したのは同名絵本(板橋雅弘・作、吉田尚令・絵)の映画化。大ケガで悪役の覆面レスラーに転身した元エースが、職業を知って反発する息子との絆を取り戻そうと、最強決定トーナメント戦に挑む。