主張

バド大活躍 人格変われば運命変わる

 中国の南京で開催されたバドミントンの世界選手権で、日本は史上最多の6個のメダルを獲得した。男子シングルスの桃田賢斗は日本勢初優勝、女子ダブルスの永原和可那、松本麻佑組は41年ぶりの頂点だった。

 いまや「バド王国」と称される中国開催での快挙だけに、惜しみない拍手を送りたい。

 しかも永原、松本組は3回戦でリオデジャネイロ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀組を、決勝で前回大会準優勝の福島由紀、広田彩花組を破っての初出場、初優勝である。銅メダルの米元小春、田中志穂組も含めた層の厚さ、充実ぶりは目を見張る。

 ナショナルチームでの強化の成果であり、2組しか参加できない2年後の東京五輪に向けた国内選考は苛烈なものとなる。

 中国の若きエース、石宇奇を決勝で翻弄して完勝した桃田は、優勝の瞬間にも派手なパフォーマンスをみせることなく、静かに胸の日の丸に唇をつけた。

 2年前の4月に違法賭博問題が発覚し、無期限の試合出場停止処分を受け、今年代表に復帰したばかりだ。この間、被災地などに通い子供たちと交流し、地道に走り込んで体を作り直した。

 大会を危なげなく制した原動力は粘り強い守備力と圧倒的な体力であり、堂々、東京五輪優勝候補の最右翼となった。

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