北神奈川大会 東海大相模3年・森下翔太選手 通算本塁打57本「2年生には必ず甲子園に行ってほしい」

【慶応-東海大相模】肩を落とす東海大相模の選手たち。春のセンバツ4強も春夏連続出場はならなかった=27日、横浜市
【慶応-東海大相模】肩を落とす東海大相模の選手たち。春のセンバツ4強も春夏連続出場はならなかった=27日、横浜市

北神奈川大会準決勝の対慶応戦で、東海大相模3年・森下翔太選手は5点ビハインドで迎えた最終回の攻撃で、この日5打席目となるバッターボックスに入った。だが、無情にも高めの直球にバットが空を切る。これが、高校野球生活最後の打席となった。

同校が夏の甲子園を制した翌年に入学。各地から有望選手が集まることに加え、甲子園優勝で全国の高校から追われる立場となっていた同校で、1年の夏から主軸を任された。

だが、全国制覇はおろか「激戦区・神奈川」の壁にはね返され続けた。チームは3季連続で甲子園行きの切符を逃す。自身の打撃には突出したものがあったが、チームの勝ちになかなかつながらなかった。「下級生のころは、強引に打ちにいったりして、わがままな打撃をしてしまっていた」と振り返る。

自身の打撃が変わり始めたのは昨秋ごろ。「打ちたい、打ちたい」という意識がだんだんと消え、「チームのためにどう打つか」と考えられるようになった。自身の意識が変わると同時に、チームは勝ち上がっていく。今春、チームは春の選抜甲子園に出場。4強入りを果たした。

「大横綱」として臨んだ最後の夏。チームは準々決勝・相模原戦で修羅場を迎える。2点のリードを許して迎えた最終回。無死2塁で打席に入るとバットを一閃(いっせん)。打球は左翼席へ。チームのために積み重ねてきた本塁打は、気付けば57本を数えていた。

「自分が打てなかったことが敗因の一つ。本当に悔しい」。この日の敗戦後、涙が頬をつたった。中学時代に同じチームでプレーし、今は横浜の主将を務める斉藤とも、「甲子園でやりたいな」と話していた。「2年生には必ず甲子園でリベンジしてほしい」。幾度となく観衆を沸かせてきた強打者は、夢半ばで高校野球を終えた。

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