第2戦から中3日で迎える最終戦。会場のあるボルゴグラードは北海道よりも北に位置するが、連日最高気温は35度を超える。キックオフ当日午後5時(現地時間)の予報も気温36度で、体力消耗が懸念される。日本の生命線は豊富な運動量。セネガル戦では走行距離11・08キロのDF長友を筆頭に、相手を上回る4人が10キロ以上を走破した。
「勝機と見ると(複数人が)同時に共通意識をもってゴールに向かって走れている。無駄走りはしていない」
相手に走り勝つにはおっさんを休ませ、フレッシュな選手を使う必要がある。2連敗で敗退が決まったポーランドが相手とはいえ、「W杯に消化試合はない。日本に一矢報いたいと思うだろう」と手綱は緩めない。力をためてきた控え組の爆発に期待する。
「粘り強くゲームを進めたい。(同時進行の)他会場の経過は選手に伝えるつもりはない。デリケートな試合。ベンチワークも重要になる」
1位通過なら、決勝トーナメント初戦を中4日で戦える。ここまで選手交代がズバズバ的中している西野監督。ノリに乗っている神采配に注目が集まる。(浅井武)
「前(前線)の選手として出るからにはゴールかアシストで貢献したい」
「ここまでポーランドのファン、そして自分たちを幻滅させてしまったが、誇りのため、ファンのために戦う。全力を尽くす。心理的、精神的にもチームは回復している」