チェッカーズの最後の曲は決めていた…「ダサい終わり方はしたくなかった」 作曲家・芹澤廣明氏が激白

 「売れたら、後は下りるしかないでしょう。6作目のシングル『あの娘とスキャンダル』(85年3月)のころにはスムーズにいかなくなって。やっぱりネタも尽きますよ。バンドでアイドルで売れ線で続けるって難しい。僕自身はもう潮時かなとって思っていた。彼らも自分たちの曲をやりたくなるのは当然だしね。だから、ダサい終わり方はしたくなかったんだよね」

 アメリカの市場に挑戦したいという思いは、その頃に強まったという。「ただ、そのときはどうすればいいかも分からなかったから、結局30年近くかかったけど…」というが、その思いはチェッカーズのために書いた最後のシングルに、にじみ出ていた。

 それが、86年6月にリリースされた「Song for U.S.A.」だった。

 「チェッカーズの最後は、この曲って決めていたんです。この曲は、アメリカに行きたいって思っていた僕のことを、作詞家の売野雅勇さんに書いてもらったようなものです」

 売れっ子作曲家の活躍の場は、アニメにも広がっていく。それが「タッチ」だった。

今、あなたにオススメ

izaスペシャル

  1. 【球界ここだけの話(3006)】阪神・大竹耕太郎が感じた岡田流の〝言葉力〟 そんな上司のありがたさ

  2. 「また一緒に演奏を…」 殉職の池内巡査部長、同僚の思い届かず

  3. やはり「酔えるグミ」は無責任なのか UHA味覚糖が間違えたこと

  4. 中露〝蜜月崩壊〟習主席がプーチン氏見捨てた!? 「ロシアの敗北は時間の問題」中国元大使が発言 インドの浮上で変わる世界の勢力図

  5. 【安保法案特別委採決】辻元氏、涙声で「お願いだからやめて!」と絶叫 民主、プラカード掲げ抵抗

今、あなたにオススメ