マリナーズのイチロー会長付特別補佐(44)のオールスター戦ホームラン競争参加が今年も話題となったが、20日(日本時間21日)に本人が否定した。何度も参加を要請されながら拒否し続けている。今季は試合にも出ないのだから1度くらい…というのが周囲の思いだが、また実現しなかった。
スコット・サービス監督が20日(日本時間21日)、米大リーグのネットワークラジオショーに出演した際、「イチローはオールスター戦(7月17日、ワシントン)のホームランダービーに出場すべきだ」と発言し波紋を広げた。
イチローは遠征に帯同。19日から敵地ニューヨークでのヤンキース戦の試合前練習にも参加し、特大のホームランを連発している。イチローはヤンキースタジアムのクラブハウスで記者団に取り囲まれると「監督はジョークが好きではないと思っていたが、そうでもないらしい。これは今年前半で最も面白いジョークだ」として参加話を否定。
「現役でない自分がホームランダービーに出るのは、歴史のある野球の伝統を傷つけることになる。ただ、そうした話が出てきたことは面白いし、うれしいことだ」