特殊詐欺の被害を防いだとして、松原署は三井住友銀行松原支店と大正銀行高見の里支店の松原市内2銀行に感謝状を贈呈した。
同署などによると、「三井住友」では4月19日午後、預金全額約810万円の引き下ろしを申し出た80代の夫婦が使途について明確に答えなかったことなどから通報し、被害を止めた。「大正」では4月27日午前、定期預金解約を求めてきた40代の女性が不安そうな表情を浮かべたことから不審に思い、同署に通報するなどして被害を阻止した。
三井住友銀行松原支店の木村周・お客さまサービス課長(33)は「被害を止めることができてよかった」。大正銀行行員の服部梓さん(23)は「支店で対応できる態勢ができていたのがよかった」と振り返った。