JAとうかつ中央(千葉県松戸市)は21日、同市の松戸南支店に勤務する50代の女性係長が昨年7月以降、約1年間にわたって同支店の金庫に保管してあった現金計9633万円を着服していたことを明らかにした。JAの聞き取り調査に対し、女性係長は着服の事実を認めているという。JAは県警松戸署に被害届を提出しており、女性係長を処分する方針。
JAによると、女性係長は勤続30年以上のベテランで、主に出納事務を担当。同支店の金庫の管理を任されていた。今月18日の抜き打ち調査で着服が発覚。女性係長は19日以降、自宅待機となっている。現金の使い道や動機については「調査中」としている。着服された現金は弁済されていないという。
JAは22日に行う今年度の通常総代会で組合員に着服の事実を報告し陳謝するとともに、再発防止策の検討も進めるとしている。