特殊詐欺の被害を防いだとして、大阪府警阿倍野署は、阿倍野苗代田(なわしろだ)郵便局(大阪市阿倍野区)の堀江琢哉局長(47)に感謝状を贈呈した。
堀江さんは5月30日午前、同郵便局を訪れた80代男性から「息子が友人と仕事で損失を出したので600万円いる」と相談を受けたため不審に思い、男性の自宅で息子に電話をかけて確認したところ、詐欺だったことが判明したという。
堀江さんは、「電話を受けると、自分の子供だと思い込んでしまうかもしれない。被害を防げて本当によかった」と話していた。
府警によると、府内の特殊詐欺の認知件数は、昨年1年間で1596件に達している。