新卒大幅不足で転職は売り手市場 特に地方で流動化進む

 日本では戦後、大手企業で「日本型終身雇用」が定着してきた。日本総研理事の山田久主席研究員によれば、平成の初めにかけてのバブル経済期に一時、転職機運が高まったが、本格化する前にバブルが崩壊し、しぼんだという。

 その後、電機業界をはじめ、名だたる企業が希望退職を募る大規模リストラを断行。「終身雇用神話」が崩れ、働く側の意識も大きく変化した。

 平成10年代後半になると、景気が回復の兆しを見せて再び売り手市場になり、新卒者が大幅に不足。就職氷河期に希望の会社に入れなかった若者がリベンジ転職する「第二新卒」現象が、20年のリーマン・ショックまで続いた。

 山田氏は今後の転職市場について、「ここ数年の景気回復で人材の流動化が全般で起きているが、大手企業は内部昇進者を優遇しており、欧米に比べればまだまだ」と分析する。

 一方、パソナ取締役の久保昭仁人材紹介事業部門長は「新卒者減少の影響が大きく、特に地方企業の中途採用が活発だ。人材紹介事業は地方では成り立たないと言われたが、それだけ地方の人手不足が深刻になっている証拠」と指摘する。

  1. 名脇役の斎藤洋介さんが死去 69歳、人知れずがんで闘病

  2. 中露〝蜜月崩壊〟習主席がプーチン氏見捨てた!? 「ロシアの敗北は時間の問題」中国元大使が発言 インドの浮上で変わる世界の勢力図

  3. 立民・辻元氏は「ブーメランのプロ」 旧統一教会関連団体の勉強会参加、維新・馬場氏が苦言 国葬当日、党の公表に「卑劣なやり方」政治学者

  4. 中村玉緒の息子・鴈龍さん、孤独死していた…55歳

  5. 立川志らく「洒落がキツすぎます。あんパンの恩返しもまだしていない」 三遊亭円楽さん死去に悲痛