ただ、ドリキャスのゲームソフトを、他のゲーム機やスマートフォンゲーム向けに高画質な「HDリマスター版」として提供することについては前向きな姿勢を示した。
一方、セガが海外で「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」などの過去の名作をスマホ向けに無料提供しているサービス「セガ・フォーエバー」については、「広告付き無料ゲームというビジネスモデルは欧米では受け入れられやすいが、日本では様子を見ようと思う」と慎重な見方を示した。日本のスマホゲームは、広告なしで無料でユーザーにダウンロードしてもらった後、ゲーム内で引く「ガチャ」と呼ばれる有料くじで運営側が稼ぐというビジネスモデルが一般的で、広告付き無料ゲームというビジネスモデルは日本市場では受け入れられないだろうという考えのようだ。
セガは、1990年代に発売した「セガサターン」やドリキャスの時代から、インターネット上でゲーム対戦するサービスを提供し、最近普及しつつある「eスポーツ」を時代に先駆けて提供していた歴史がある。2月に発足したeスポーツの業界団体「日本eスポーツ連合」が認定したeスポーツ用ゲームにもセガのパズルゲーム「ぷよぷよ」が選ばれた。