愛妻からのアドバイスがあればこその優勝だった。米男子ゴルフのRBCヘリテイジ(サウスカロライナ州)で日本人5人目の米ツアー優勝を成し遂げた小平智(28)が17日に凱旋帰国し、羽田空港で会見を行った。
昨年3月に元賞金女王の古閑美保(35)と結婚すると、昨季は国内賞金ランキング2位に上昇。世界ランキング50位以内が出場できるマスターズに、同46位(今週は27位に浮上)で初出場し28位に入り、今度は大逆転で優勝した。
小平は「私生活では、食事面や体調管理も含めてやってもらっている。ストレスなく試合に臨むことができる。友達と遊ぶときに、あまりハメを外しすぎると怒られますし、そこら辺のブレーキもかけてくれます(笑)。いい結果につながっています」と7歳上の姉さん女房に感謝。
古閑は前週のマスターズに帯同し、パー3コンテストではキャディーを務めたが、地元の熊本で開催された「バンテリンレディス」のラウンドリポーターを行うため一足先に帰国していた。
最終日は首位から6打差の12位でスタートし、金シウ(韓国)から2打差の2位でホールアウト。小平は「(プレーオフは)ないだろうと思って」、クラブハウスのテラスでくつろぎ、古閑に国際電話をかけた。