さらに、こんなことも。
「復讐に向かった経験をレッスンとして生きていく。必要であれば、モンテの遺産をうまく使って面白いことをやろうかな(笑)」
穏やかな大人の回答に場も和む。願わくは撮影現場に少しの笑いがある方が…と望む。
「復讐の物語なのでみんな黙々と作業を進めている。衝撃的な世界観になると思うので、ゆえにカメラがまわっていないときは笑顔があるといいな(笑)。ダークすぎて、民放のドラマでここまでやっていいんだ、こういうトランスフォーマーの仕方もあるんだって感じ。悪魔のようなモンテ像、その先に何かあるのか。エンディングでどう感じてくれるのか。賭け、ですね。中途半端にはしたくない。怖いもの見たさで、ぜひ!」
そう力強く言って、改めて役をどう演じたいか、最後に語った。
「バンパイアみたいなイメージ!? モンテとして復活したときはそういう方向に転生させたい。1作品で2つの役を演じ分けながら人間の成長を越えた次元にもっていきたい」
同局の太田大プロデューサーは「主人公が復讐の鬼になるまでには、幸せな日々を送る陽に焼けた漁師、突然の冤罪でがく然とする男、その逆境に瀕死の状態で耐え続ける囚人、チャンスをつかみ息吹を取り戻す脱獄犯とさまざまな表情を経ていく。クールで知的な印象の強いディーンさんがこれまでに見たことがない姿になる」と期待を寄せる。
出演は大倉忠義(関ジャニ∞)、山本美月、高杉真宙、新井浩文、高橋克典ら。
(産経デジタル)