女子ゴルフの第37回フジサンケイレディスクラシック(産経新聞、フジテレビなど主催)は20日から3日間、静岡県伊東市の川奈ホテルGC富士コース(6376ヤード、パー71)で開催される。
指定練習日の17日は、プロ2年目の19歳、勝みなみが川奈で初めて練習ラウンドを行ったほか、同世代の新垣比菜、三浦桃香らがコースを入念に確認し、難コースの攻略法を練った。
◇
初めて体感した国内屈指の難コースに、勝は興奮を隠せなかった。「英国に多いこぶとかがあって面白かった。回りがいのあるコース」。雨が強まったため、5ホールを残して練習を切り上げたが、川奈の感触は上々だった。
鹿児島高1年だった2014年4月、アマチュアながら国内女子ツアー最年少優勝(15歳293日)を果たしたホープ。昨年7月、プロテストに初挑戦で合格した。川奈にはこれまで縁がなかったが、ゴルフの手ほどきを受けた祖父の市来龍作さんからは「憧れのコース」と聞かされていた。
練習ラウンドでは海から吹く強風に手を焼いたものの、フェアウエーをほとんど外さなかった。読みにくいとされる高麗芝のグリーンにも「芝目を気にしていても入らない」と動じなかった。