ヤマハレディース葛城最終日(1日、静岡・葛城GC山名C=6564ヤード、パー72)単独首位から出た菊地絵理香(29)=オンワードHD=は3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの75とスコアを落とし、2打差の2位だった。4打差の3位から出たアン・ソンジュ(30)=韓国=がこの日、ただ一人の60台となる69をマークし、通算5アンダーで今季2勝目、通算25勝目を飾った。
逃げ切り優勝を狙った菊地は自滅し、ツアー4勝目はならず。「4日間大会で勝ちたかった。トップから出てオーバーパーは悔しい。ちょっとかっこ悪かったかな」。前半6番(パー4)のダブルボギーで並ばれ、後半2連続バーディーで再び単独首位に立ったが、上がり3ホールで2ボギー。バーディー以上が必要だった18番(パー5)は2度バンカーにつかまった。「難しいセッティングで風もある中で60台を出す選手がいることを知ったのはいい経験」と自分に言い聞かせ、前を向いた。
「自分のプレーだけに集中した。こんなに早く2勝できるとは思わなかった。(通算)25勝はうれしすぎる」