和舟で遊覧 新河岸川の「いろはの渡し」 ボランティア船頭奮闘 埼玉・志木

「いろはの渡し」の船頭として練習する内野由美子さん(左端)とメンバーら=24日、志木市中宗岡の新河岸川
「いろはの渡し」の船頭として練習する内野由美子さん(左端)とメンバーら=24日、志木市中宗岡の新河岸川

 新たな観光資源づくりへ市民が奮闘-。埼玉県志木市は「いろは親水公園」(同市中宗岡)を流れる新河岸川を和舟で遊覧する「いろはの渡し」プロジェクトを同市観光協会と始める。船頭には、市の公募に応募した53〜68歳までの男女5人がボランティアとして就任。今週末の31日、4月1日に開催される「志木さくらフェスタ」での本番に向け、練習を重ねている。(大楽和範、写真も)

 新河岸川は江戸時代、江戸と川越を結ぶ舟運で栄えた。現在、いろは親水公園となっている場所にも当時河岸があり、人々でにぎわっていた。昭和初期まで続いたが、鉄路の進展などにより衰退したという。

 今回のプロジェクトを企画した1人、同市産業観光課の醍醐一正課長兼同市観光協会事務局長は「当時に思いをはせ、『志木の新たな観光資源にできれば』との思いで始めた。船頭もプロではなく、『やりたい』という方にお願いした」と話す。

 早速、昨年春に船頭を募集。面接などを経てメンバーが決まった。5人のうち4人は男性で、紅一点は新座市在住の会社員、内野由美子さん(61)。生まれも育ちも志木で、子供のころから新河岸川の風景を見てきたという。今回、「自分が生まれ育った志木の歴史を勉強したい」との思いから応募した。

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