慰安婦をめぐる損賠訴訟

元朝日新聞記者、植村隆氏の記者会見詳報(3完)

 ■伊藤誠一弁護士

 吉田清治という人が書いた影響を受けた朝日の記事が取り消されたのは2014年ではないですか。それでその間、朝日に在職しながら慰安婦の記事を書くときに、吉田清治証言を取り消さない朝日(新聞)のもとで書いていた。で、書かれた記事が、その影響を全く受けていない、というのは、受けてはいないのでしょうが、読者はそうはみない。

 裁判所も常識的な人たちの集まりですので、それは、そういうこともあっただろうなあ、というふうに受け止めたのではないかと思う。その影響をまともこの記事に反映させという意味ではないですよ。だから、それを影響はなかったと消すのはなかなか大変なことで。勝負は、この記事を書いたときの取材源はなんだったのか、その取材源をジャーナリストとして、誠実に咀嚼し、そして読み手である日本の読者にもわかるように書いたのかどうなのか、ここで勝負するしかない。植村さんには悪いけれどね。朝日新聞の記者だったわけだから。朝日新聞のその当時の報道姿勢について、ご意見あるだろうがなかなか言いにくいところもあると思う。やっぱり、この記事を、どんな事実に基づいてどんな思いで書いたのか、それが問われたわけだ。きょうの主尋問は、植村さんの思いのたけを話してもらいましたが、そういう角度で成功した。反対尋問は、吉田清治の関係する記事を取り消さなかった、朝日の社員という影響はなかったのか、とあって、それを消す、無にするのは難しいと思った。

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