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【アナハイム(米カリフォルニア州)=住井亨介】プロ野球日本ハムで投打の「二刀流」で活躍し、ポスティングシステムで米大リーグ・エンゼルスに移籍する大谷翔平選手(23)が9日、ロサンゼルス近郊のアナハイムにある球団の本拠地「エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム」でファンを前に記者会見し、「まだまだ完成されていない選手で、みなさんの応援で完成させてほしい。今日がスタートラインだ」と抱負を語った。
日米のメディア約250人、ファン1000人以上が詰めかける中、球団オーナーのアルトゥール・モレノ氏から背番号17の赤いユニホームに着せてもらった大谷選手は、「いろいろな方に支えられてここまで来た。エンゼルスとの縁を感じ、お願いしようと決めた」と話した。二刀流については「ファン、球団の方々とつくっていくものだと思っている」とし、「最高なのは一緒の試合で(投打)ともにできること」と意欲を見せた。
和製ベーブ・ルースと呼ばれることに、「光栄なこと。神様のような存在で、少しずつ近づいていきたい」と語った。
また、チームの主力でこの日が結婚式当日だったマイク・トラウト選手の名前を出し、背番号について「(マイク・トラウト選手の)27番にしたいと思ったが、埋まっていたので17番にした」と会場の笑いを誘う場面もあった。