9月の電撃発表から2カ月。安室が引退について初めて口を開いた。
突然の引退表明について「理由はいろいろあり過ぎて深すぎて」としつつ、デビュー当時から引退が頭にあったと明かし「一生、続ける仕事じゃないなと思った。始まりがあれば終わりがあると思っていた」と回顧。一方で「引退のときには絶対に大きな会場で引退コンサートをするんだと大きな夢を持っていた」という。
最初に引退の文字が頭に浮かんだのは20代後半。「手探りでいろいろ悩んだ。でも(引退を)相談できないのが一番の大きな悩み」と苦悩を語るも、大きな会場でコンサートを行う夢をかなえていないと踏みとどまったことも明かした。
真剣に引退を決意したのはデビュー20周年の2012年。5大ドームツアーを実現させ、「マネジャーさんにドームツアーが終わったら引退という話はさせていただいていた。すべてをやり尽くして、燃え尽きていた」と素直な思いを吐露。だが、結局、引退に踏み切れず、次のタイミングを25周年に定めて、16年から今年にかけてファンへ感謝を伝えるために、自身最大の40都市100公演にも及ぶ全国ツアーを行ったという。