京都市中京区の飲食店で4月から8月にかけ、男女2人組の客が「かばんが汚れたから、弁償金を払え」などと言いがかりをつけ、現金をだまし取ろうとする事案が5件相次いでいたことが分かった。実際に金を支払った3件では計約16万円の被害があり、京都府警中京署は詐欺容疑で捜査を進めている。7月に被害にあった店は10月になって被害届を出しており、被害が拡大する可能性もある。
同署によると、被害にあったのは中京区内にあるレストランやカフェ、ラーメン店など。50〜60歳代くらいの男女がテーブルや椅子にかばんを置き、「ソースやみそ汁がこぼれた」「結婚記念の大事なかばんが汚れた」などと店員に因縁をつけ、その場で現金を要求したという。