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コンピューターの動画ソフトウエア「フラッシュ」を使って作画から声優までを1人でこなして作られたギャグアニメーション「秘密結社鷹の爪」が劇場用映画になって10年。記念の最新作では、なんとアメリカの漫画出版社「DCコミックス」の人気ヒーローたちとの夢のコラボレーションが実現した。
政治ネタでも攻めまくる
この映画は、公開中の「DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団」(FROGMAN監督)。FROGMAN(本名・小野亮)監督(46)自らが声を演じ分ける総統や吉田くん、デラックスファイターなどおなじみのキャラクターとともに、バットマン、スーパーマン、ワンダーウーマンといった世界的なスーパーヒーローに、ハーレイ・クイン、ジョーカー、ペンギンら悪役たちも登場と、何ともぜいたくな作品になっている。
内容はギャグとパロディーのオンパレード。ハーレイ・クインやジョーカーら悪役が鷹の爪団を利用して世界征服を企てようと日本にやって来る。DCスーパーヒーローズが阻止すべく立ち向かうが、大富豪のバットマンが自宅に引きこもってしまい予算不足に陥っていたスーパーマンらは、高品質な作画を維持できず実力を出せない…。
というストーリーもあるにはあるが、何といっても見ものは多彩なキャラクターたちで、バットマンと吉田くんの「バト田」、スーパーマンと吉田くんの「スパ田」といった合体キャラは、よくDCコミックスの許可が下りたものだと感心する。