夫婦は約7年前に結婚とされる。報道によれば、男は内装業をしており、妻は医療関連機関で働いていたこともあるという。
繰り返される惨劇
ロシアでは近年だけでも、人肉食事件が繰り返し確認されている。インタファクス通信によると11年にはモスクワで、男(当時40)がホームレスの男性と酒を飲んだ後に、この男性を殺害。そして遺体をバラバラにし、その肝臓を食べるという異常な事件が発生した。
同年には西部レニングラード州で、心神喪失状態の女が友人の女性を池に突き落として殺害し、引き上げた遺体の足を食べるという事件も起きた。
さらに09年には、中部ペルミと西部サンクトペテルブルクでそれぞれ人肉食事件が発生。ペルミの事件では、3人のホームレスの男が男性(25)を刺殺し、その人肉を食べた上、残った肉を現地の飲食店に売った。サンクトペテルブルクの事件でも、未成年の男2人が未成年の少女を殺害し、ジャガイモと一緒に炒めて食べたという。
ソ連時代も頻発か
旧ソ連では、1940年代の食糧難の時代に人肉食が頻発した事実や、強制収容所などでも同様の事件が発生したと伝えられている。