経済ななめ読み

デフレ脱する「ファーストペンギン」は

 物価が下がり続けるデフレ。ものが安くなるのはよいこととはいえ、その結果給料が上がらないとなれば経済は停滞する。そのため政府、日銀は緩やかなインフレを目指すのだが、戦うべき相手は社会に深く根付いた「常識」だけに始末が悪い。

 今、多くの企業の中堅や幹部職にある人たちは、バブル崩壊後に社会に出たか出世した世代。乱暴に言えば、ものが売れない時代に会社員人生を歩み経験を積んだ。そんな人たちが戦略を立案し、実行している。

 最近は、人手不足による人件費の上昇がインフレを促すとの見方が出てきた。ところが、イオンやイケアは値下げに踏み切り、スマホ料金は安値競争のまっただ中にある。一方、毎月勤労統計調査によると、1人当たりの7月の現金給与総額は1年2カ月ぶりに減少した。

 ペンギンの群れで危険を顧みず最初に海に飛び込む勇気ある1羽を「ファーストペンギン」と呼ぶ。いわば常識を打ち破る挑戦者。そろそろ産業界にその1羽が現れてもよいはずだ。4〜6月期の法人企業統計によると、金融・保険業を除く全産業の経常利益は四半期として過去最高となったのだから。(久)

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