作品をゆく 甲信越静

長野「上田わっしょい」に巡礼続く 「サマーウォーズ」の聖地、衰えぬ人気

 物語は、神木隆之介さんが声優を務める高校2年生の草食系男子「小磯健二」が、桜庭ななみさん担当の先輩「篠原夏希」に頼まれ、彼女の実家を来訪する場面から始まる。突然鳴り響く一通のメールがその後の混乱のプロローグ。夏希の一族と協力し、暴走したコンピューターシステムに立ち向かう。

 「原風景」はもとより、上田駅構内や市役所、県立上田高校や中心部の商店街…。映画を見た人が街中を歩けば、大きな歓声を上げそうだ。

 市観光会館はファンの聖地となっている。細田監督直筆の表紙絵を装丁にした「聖地巡礼ノート」が置かれ、メッセージを残すことができる。ノートは、この8年で7冊になった。

 ただ懐かしむだけではなく、にぎわいが継続しているのが「サマーウォーズ熱」の特徴だ。上田市の大型商業施設「アリオ上田」には昨年、ぬいぐるみや文具などサマーウォーズグッズをそろえたコーナーが登場。今年になって上田市観光会館の売店にもグッズが並んだ。「新商品」もある。

 市観光課の甲田和雅さんは「今でも映画のシーンを再現しているファンを街中で見かける。映画をきっかけに上田のファンも増えてくれたら」と期待している。

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 ■サマーウォーズ 平成21年8月1日から全国で公開されたアニメ映画。劇場アニメ「時をかける少女」「おおかみこどもの雨と雪」などの作品で知られる細田守監督が手がけた初の長編オリジナル作品。約4カ月間にわたり興行され、興行収入は16・5億円、観客動員数は126万人を超えた。上田市観光会館などでは、舞台をめぐる「ロケ地マップ」を配布している。

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