怖い絵展(下)

背筋も凍る「切り裂きジャックの寝室」…忽然と姿消した殺人鬼、この絵の作者が真犯人?

ウォルター・リチャード・シッカート 《切り裂きジャックの寝室》 1906-07年 油彩・カンヴァス マンチェスター市立美術館蔵 © Manchester Art Gallery / Bridgeman Images
ウォルター・リチャード・シッカート 《切り裂きジャックの寝室》 1906-07年 油彩・カンヴァス マンチェスター市立美術館蔵 © Manchester Art Gallery / Bridgeman Images

 部屋には誰もいない。描かれているのは窓、ドレッサー、ベッド…。しかし、なぜか人の気配が伝わってくる。それも、ただならぬ不気味さをもって。

 タイトルの「切り裂きジャック」は19世紀末のロンドンで、街娼(がいしょう)ばかりを狙って5人を惨殺し、忽然(こつぜん)と消えた猟奇殺人事件の元祖というべき人物。むろん、犯人捜しはそのころから盛んに行われ、容疑者には王族から宮廷侍医、弁護士ら社会的地位の高い人も多かった。この絵を描いた画家、シッカート(1860〜1942年)もそのひとり。

 彼は、「ジャックがかつて住んでいた」という噂を聞いて、この部屋を借りたのだという。それほど、この事件に強い関心を抱き、触発された作品も残している。米国のミステリー作家、コーンウェルは近年、7億円もの私費を投じて調査し、シッカートを真犯人として名指しした。真実ならば、背筋も凍る絵だ。

     ◇

 「怖い絵」展は神戸市中央区の兵庫県立美術館(http://www.artm.pref.hyogo.jp/)で9月18日まで開催。開館時間は午前10時〜午後6時(金・土曜は午後8時まで)、入館は閉館30分前まで。比較的鑑賞しやすいのは平日の午後3時以降や金・土曜の夜間開館(午後8時まで)という。

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