29日に引退会見を行ったプロボクシングの前WBA世界Sフェザー級スーパー王者の内山高志(37)=ワタナベ=が31日、自身のブログを更新。ファンに対し改めて引退を決めた経緯と感謝の言葉をつづった。
まず、12年間のボクシング生活を振り返り、ファンやスポンサーなどへの感謝を記したあとで、「年末のコラレス戦、期待に応える事が出来ずに、ファンの方に悔しい思いや悲しい思いをさせてしまった事は、本当に心残りでした。もう1度、皆様には喜んでもらいたいと考えた事もありましたが、モチベーション、反応、スピードなどの低下、度重なる怪我など、いろいろ重なり、前より強くなるのが難しいと判断しました。そして引退を決意しました。復活を楽しみにして頂けた皆様には、本当に申し訳ありませんでした」と、引退を決心した理由を明かした。
引退後については「今後は新しい目標を見つけて、それに向かって頑張って行きます 12年間、本当に本当にありがとうございました!! どこかで見掛けたら、気軽に声かけてくださいね(笑)」と明るくまとめた。
内山は2005年7月にプロデビューし、10年1月に同級王座を獲得。強打の右ストレートを武器に、国内歴代3位の11度の防衛を果たしたが、16年4月、ジェスレル・コラレス(パナマ)に2回TKO負けを喫して王座から陥落した。同年12月、コラレスに再挑戦し、ダウンを奪ったものの判定1-2で敗れ、王座奪還を果たせなかった。