主張

白鵬の偉業 さらなる高みへの到達を

 横綱白鵬が通算1050勝目を挙げ、39度目の優勝で大相撲名古屋場所を締めくくった。

 13日目に新大関の高安を圧倒し、元大関魁皇の通算最多勝記録を塗り替えた。10日目には元横綱千代の富士の1045勝を抜いた。

 元魁皇の浅香山親方や昨年7月に死去した元千代の富士(先代九重親方)への敬意も込めて、白鵬の偉業を心から称(たた)えたい。

 通算勝利、幕内優勝回数のほか幕内勝利(956)、横綱勝利(762)、全勝優勝(13回)なども白鵬が歴代1位である。次の目標に挙げた幕内1000勝をはじめ、今後も「不滅の大記録」を更新し続けるだろう。

 しかし、白鵬を記録だけで語るわけにはいかない。

 今から6年前、相撲界は暴力事件や賭博、八百長問題などの不祥事が相次ぎ、3月場所(大阪)を開催できない事態に追い込まれた。白鵬にとっては26歳の誕生日だった3月11日に、東日本大震災が発生した。

 一人横綱として国技の屋台骨を支え、力士の先頭に立って被災者支援に尽くしたのが白鵬だ。数々の記録以上に、国技である大相撲と日本の苦難の時期を支え、励ました功績を忘れてはなるまい。

 話を戻す。名古屋場所は15日間を通して満員札止めとなった。相撲人気は上昇軌道にあるが、ファンが望んだのは白鵬1強時代の再来ではなかったはずだ。

 碧山や御嶽海、阿武咲らの活躍はあったものの、上位陣の休場と不振で終盤の取組は盛り上がりを欠いた。この状況が続けば、相撲人気が下降に転じる危機さえ覚える。休場した2横綱1大関を含めた上位陣の奮起、再起が不可欠である。

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