阿比留瑠比の極言御免

民進よ、自らが政治主導を唱えていたことをもはやお忘れか? 批判のための批判では支持拡大の道理なし

 鶏は三歩歩けば忘れるというが、民進党は政権を失って4年半がたち、自分たちがかつてどんなスローガンを掲げていたか、どのような政治手法をとっていたのか、すっかり忘却の彼方となっているようだ。

 学校法人加計学園問題をめぐり、安倍晋三首相は5月29日の参院本会議で、地元・愛媛県の悲願だった獣医学部新設の「抵抗勢力」、文部科学省の省益に寄り添うような民進党のあり方を、こう皮肉った。

 「安倍内閣は、いかなる抵抗勢力にも絶対に屈することはない。政局目当てで既得権益に妥協したり、抵抗勢力と手を結ぶようなことは決してしない」

 すると、民進党の蓮舫代表は30日の「次の内閣」閣議で、こう反論していた。

 「民主党政権の時の構造改革特区は、下が決めたものを上が情報公開してみえる形で平等に選んでいくものだった。安倍首相が決めている国家戦略特区はトップダウンで決めるもので、より権力の負荷がかかる」

 「加計学園に決定している途中経過がおかしい。前川喜平前文科次官が『行政がゆがめられた』と言ったのはまさにその部分だ」

 まるで民主党政権当時の意思決定はボトムアップ型で透明性があり、官僚の主張によく耳を傾けていたかのような言い草だが、果たしてそうだったか。旧民主党が政権を奪取した平成21年の政権公約「マニフェスト2009」には、次のような言葉が並んでいる。

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