プロボクシングWBA世界ミドル級王座決定戦で、同級1位のアッサン・エンダム(33)=フランス=に不可解判定で敗れた同級2位の村田諒太(31)=帝拳=が28日、フェイスブックを更新。27日に母校・東洋大ボクシング部の応援で、東京・後楽園ホールに駆けつけたことを明かした。
「学生時代を思い出しますが、試合に向かう緊張感、特にリーグ戦でチームとして戦う独特の緊張感は、仲間がいて心強くもあり、逆に負けられないという大きなプレッシャーもありました」
関東大学ボクシングリーグを観戦した村田は、「彼らの戦いは我々OBに感動をくれ、青春時代に引き戻してくれます 戦う舞台が違うだけで、みんな色んなものを背負って戦っており、そこに大小、優劣は存在しません 大学生達には、我々を感動し、興奮させてくれる力があるという誇りと自信を持って戦って欲しいです! 上から目線か笑」と後輩たちにエールを送った。
WBAのヒルベルト・ヘスス・メンドサ会長が25日(日本時間26日)、パナマで会見を開き、再戦を指示するとともに村田を負けとしたジャッジ2人を6カ月の資格停止処分とすることを発表した。村田はこの決定を受け、26日に現役続行に前向きなコメントを発表している。