プロボクシング元3階級王者、亀田興毅氏(30)が21日、無料インターネットテレビ局Abema TV「亀田興毅に勝ったら1000万円 裏側全告白スペシャル」に出演。7日に行われたAbemaTV開局1周年記念スペシャル企画「亀田興毅に勝ったら1000万!」で、一般公募で選ばれた挑戦者4人と3分3回のルールで対戦したことについて振り返った。
試合の反響について興毅氏は、「ちょっとした社会現象みたいになりましたもんね」と苦笑いを浮かべた。「昔、自分が世界チャンピオンになったとき、(テレビの)視聴率が40%を超えてすごい反響やったんですね。あのときみたいな感じですね。引退したのに世界チャンピオンになったときくらいの反響にびっくりした」と現役時と変わらない注目度の高さに戸惑った様子だった。
この企画のオファーを受けた当初は一度断ったという。「こっちはリスクしかない。勝ったって当たり前といわれる。万が一、億が一、ちょっとでも苦戦したり負けることがあれば、全て失うわけですよね。ボクシング界の人にもすごい失礼になる」と慎重な姿勢だった。それでも「客観的に第三者となってみたら、『亀田興毅に勝ったら1000万円』面白いんかな、みたいな。そこで『やってみるか』という勢いで受けてもうたんですよ」と考えを改めた。
そしてオファーを受けた本当の理由として、「ボクシング界をよくしたい、もっと底上げをしたい気持ちが強い。恩返しをしたい。ボクシングをやったことない人たちでも1回拳を交えて、これをきっかけにボクシングを好きになってくれたらうれしい」と競技に対する強いこだわりを挙げていた。