茨城県警水戸署は9日、水戸市酒門町の総合病院「丹野病院」に入院していた無職男性(82)=同県城里町=が人工呼吸器の電源が切れた状態で7日に死亡しているのが見つかったことを明らかにした。司法解剖の結果、死因は不詳。事件や事故の可能性があるとみて捜査している。
同署によると、7日午後9時10分ごろ、巡回中の看護師(30)が発見した。死亡推定時刻は発見された時間帯とほぼ一致している。男性は平成27年1月上旬から入院しており、意識はあるが、寝たきりの状態だった。死亡時は4人部屋で、病院では2時間に1回程度巡回。男性の階では死亡時、看護師1人とヘルパー2人がいた。
同病院で過去に同様の死亡事例は確認されていない。人工呼吸器は、再び電源を入れると作動したという。同病院は「責任者が不在のため、コメントできない」としている。