甘口辛口

女性正会員を認めていない霞ケ関CC、90年間近くこれでやってきて「五輪だから変えろ」とは大きなお世話

■2月6日

 まるで豊洲市場と同じ無責任体質ではないか、と苦笑してしまった。2020年東京五輪のゴルフ会場になる霞ケ関カンツリー倶楽部(霞ケ関CC、埼玉県川越市)が、女性正会員を認めていないことを改善するよう大会組織委員会が求めた問題だ。性別を含めたあらゆる差別を禁じた五輪憲章に抵触するためという。

 では一体、誰がどういう経緯で霞ケ関CCに決めたのか。当初は東京湾の埋め立て地にあるパブリックコースの若洲ゴルフリンクスが会場とされていたのが、いつの間にか霞ケ関に移り13年1月に公表された立候補ファイルに記された。五輪憲章を知らないで決めたのか、と思われても仕方ない。

 霞ケ関CCの木村希一理事長が3日夜のテレビニュースで「そのままでいいから貸してほしいと言われたので、了承した」と話していた。そのままとは男性正会員のみという意味かもしれないが、IOCから指摘されて表面化し、あわてて女性正会員を認めろという組織委の要請も身勝手すぎるのではないか。

 確かに正会員は男性のみだが、その妻が家族会員になったり、週日会員として日曜日以外は女性もプレーできる。女性だから不利益を被ることはないという。いままで問題が生じたのならともかく90年近くもこれでやってきた。「五輪だから変えろ」とは一民間企業として大きなお世話だろう。

 豊洲問題では石原慎太郎元都知事に賠償責任を求める住民訴訟で、小池百合子都知事は新弁護団を結成するなどヤル気を見せている。名門クラブの定款など庶民には別世界の話だが、なぜいま頃こんな問題が生じたのか五輪に税金を使われる側として責任の所在は、はっきりさせてもらいたい。 (今村忠)

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