産経抄

大統領になりそこねた男 2月3日

 李氏朝鮮の名宰相、柳成龍(リュ・ソンニョン)は、豊臣秀吉による朝鮮出兵から国を守り抜いた。昨年5月、韓国に帰った当時の潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は、救国の英雄の旧宅に立ち寄り、記者団にこう語った。

 ▼「みんなと国家発展のために進んでいくことを願う気持ちで訪れた」。柳成龍にあやかって大統領選への意欲を示したものと、受け止められた。世論調査でもトップを走っていた。

 ▼残念ながら国連事務総長としては、2期10年も務めながら存在感が薄かった。印象に残っているのは、日米欧の首脳らが軒並み欠席するなか、中国の抗日戦争勝利70年記念行事に出席した姿である。

 ▼国際社会から「中立的でない」と批判されても、意に介さなかった。大統領としての将来を見すえて、中国におもねったと解釈すれば納得がいく。慰安婦問題をめぐる日韓合意を高く評価したのも、蜜月関係にあった朴槿恵大統領の支持を期待してのことだろう。

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