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現・千代田区長が公開討論会欠席し小池氏主宰の「希望の塾」に…都知事が「都民ファースト」なら「有権者ファースト」であるべき

■1月30日

 皇居や国会議事堂、霞が関官庁街がある東京・千代田区は、日本の「1丁目1番地」でもある。5万8406人(平成27年度)の人口が昼間だけサラリーマンや学生で約80万人に膨れる。小社の所在地も千代田区で小欄も毎日のように足を踏み入れている区だが、区長がどんな人かまでは知らなかった。

 現職の石川雅己氏(75)は任期満了となり、2月5日投開票で行う区長選が29日に告示された。7月の東京都議選の前哨戦と位置づけられ、小池百合子都知事と都議会のドンといわれる地元選出の内田茂都議の代理戦争といわれ、区民や都民だけでなく日本中が注目する選挙ではある。

 ところが、告示前日の立候補予定者の公開討論会には小池氏が支援し5選を目指す石川氏が公務を理由に欠席。自民党都連推薦の与謝野信氏(41)、無所属の五十嵐朝青氏(41)の2人が出席した。そのころ石川氏は小池氏が主宰する「希望の塾」の都議選対策講座で約300人の塾生の前であいさつしていた。

 討論会に集まった区民は「3人の論戦が聞きたかった」とがっかりしたとか。小池流が「都民ファースト」なら、討論会に出て「有権者ファースト」であるべきだろう。討論会前には地元団体へのあいさつ回りをしていたという。昔から政治の世界では「自分の選挙を絶えず念頭におき保身に走るのが政治屋、国や青少年の未来を考え自分をささげるのが本当の政治家」といわれるではないか。

 人気の小池氏の色が出る初めての選挙だけに、テレビなどでおもしろおかしく取り上げられ人気投票になってしまう可能性もある。3候補者には、政治の中心地にふさわしい正々堂々の論戦で争ってもらいたい。 (今村忠)

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