主張

朴教授に無罪…法よりも国民感情が優先する韓国の「情治」に歯止めをかけた

 慰安婦問題を扱った著書『帝国の慰安婦』で名誉毀損(きそん)罪に問われた朴裕河・世宗大学教授に、ソウル東部地裁は無罪を言い渡した。

 判決は「幅広い言論の自由を容認する必要がある」と指摘した。

 民主社会に欠かせない言論を重くみる判断は妥当なものだ。法よりも国民感情が優先する韓国の「情治」に歯止めをかけたことには大きな意義がある。司法の独立性と矜持(きょうじ)をみせたといえよう。

 同書は4年前に韓国で出版された学術書である。

 帝国主義時代、慰安所が世界各地にできた歴史的背景や多様な境遇にあった慰安婦の実態を踏まえた議論により、日韓の理解を深める意図で書かれた。元慰安婦ら特定個人を非難するためのものではない。

 判決もこの意図を認めたうえで、「名誉毀損は特定の人や団体を指定しなければ成立しない」と指摘した。検察は懲役3年を求刑していたが、刑事事件として立件したこと自体が不当だった。

 検察側の主張は、慰安婦と日本軍が「同志的な関係にあった」といった一部の記述は虚偽で、史実を歪曲(わいきょく)したとしていた。

 だが、検察が「虚偽」の根拠にあげた1993(平成5)年の河野洋平官房長官談話や96年の国連人権委員会のクマラスワミ報告は、基となる元慰安婦の証言が裏付けの取れたものではない。

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