▼今回は、やはりC型肝炎の治療薬である「ハーボニー」が狙われた。2年前に販売が始まった1錠約5万5千円の新薬は、劇的な効果と副作用の少なさを併せ持つ。その偽造品が、奈良県の薬局で見つかった。正規品のボトルから、中身の錠剤だけがすり替えられていた。流通経路で紛れ込んだとすれば、全国に出回っている可能性がある。
▼「薬で読み解く平成の事件史」がいつか書かれるとすれば、一章が割り当てられる大事件に発展するかもしれない。
▼今回は、やはりC型肝炎の治療薬である「ハーボニー」が狙われた。2年前に販売が始まった1錠約5万5千円の新薬は、劇的な効果と副作用の少なさを併せ持つ。その偽造品が、奈良県の薬局で見つかった。正規品のボトルから、中身の錠剤だけがすり替えられていた。流通経路で紛れ込んだとすれば、全国に出回っている可能性がある。
▼「薬で読み解く平成の事件史」がいつか書かれるとすれば、一章が割り当てられる大事件に発展するかもしれない。