主張

玄海原発合格 沸騰水型の再稼働も急げ

 九州電力玄海原子力発電所3、4号機(佐賀県玄海町)の安全対策が、原子力規制委員会によって新規制基準に適合していると認められた。

 九電は今後、規制委による工事計画の認可を受けるなどして運転再開を目指す。夏の電力需要のピーク期に間に合う再稼働を期待したい。

 九電にとって川内原子力発電所1、2号機(鹿児島県)に続く合格である。電力の安定供給を確実にするとともに、地域の電気料金の値下げも業績回復を踏まえて可能になる。地震で被災した熊本の復興にも貢献する原発復活だ。

 今回の玄海3、4号機の合格によって、新規制基準を満たす原発は5発電所・計10基になった。

 しかし、このうちで現在、発電しているのは2基にすぎない。

 関西電力の高浜3、4号機(福井県)は、司法判断による運転差し止めの仮処分で停止中だ。

 同社の美浜3号機(同)と高浜1、2号機は、40年超運転を確保したものの、安全対策工事の完了までに数年を要する。

 福島事故から満6年を迎えるにもかかわらず、原子力利用の歩みは遅々としている。安倍晋三首相の施政方針演説に原発再稼働への言及がなかったのは残念だ。

 火力発電の燃料輸入増による国富流出が累計15・5兆円に上っていることを忘れてはならない。

 今回の玄海原発に続いて関電の大飯3、4号機(福井県)の安全審査も大詰めを迎えているが、過半の他電力では展望が開けていない。この点が日本のエネルギー問題を考える上での障壁だ。

 地域分布で見ると、安全審査に合格した原発は西高東低になっている。これは東電の福島第1原発と同タイプの沸騰水型炉が東日本に多いためだ。東西差の解消のためにも、柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働実現が望まれる。

 定期検査などに欠かせない地元の工事会社が仕事不足で廃業に陥ると、保全作業に影が差す。玄海原発の効果は、この意味では限定的だが、3号機がプルサーマル発電をすることの意義は大きい。

 日本のプルトニウム消費を示す実例となるからだ。安定した原子力発電を保障する日米原子力協定の延長に向けて米国を納得させる取り組みとなろう。同協定存廃の最終判断は1年後に迫る。

 政府の原発政策には、微視と巨視、両様の視点が必要だ。

  1. 「鎌倉殿の13人」5月22日OA第20話あらすじ 奥州へ逃れた義経を討つよう、頼朝から命じられた義時は…

  2. 「ちむどんどん」房子「まさかやー…」の意味、賢三との関係は?「恋人?」「東京の叔母さん?」

  3. 「ちむどんどん」次週予告に和彦の姿なし…落胆するファン続出?「どこ行った宮沢氷魚」

  4. 値上げしてもよいと思うもの 3位「おむつ」、2位「ビール」、圧倒的1位は?

  5. 内田理央のおっぱい写真にファン大興奮「一瞬ビビった」「萌え死んだ」