産経抄

蓮舫氏に手心 本当のこと伝えなければ将来はない 12月10日

 「古今無双の射の名人たる夫子が、弓を忘れ果てられたとや?」。作家、中島敦の短編小説『名人伝』は、天下第一の弓の名人になろうと志した中国・戦国時代の趙の人、紀昌が修行を重ねて弓の道を究めた結果、ついには弓という道具の名も使い途(みち)も忘れてしまうという物語である。

 ▼民進党の蓮舫代表は7日の党首討論で、安倍晋三首相を「息をするように嘘をつく」とののしった。自身の「二重国籍」問題で、二転三転するつじつまの合わない発言を繰り返していたのは誰か。党首討論での質問は間違いだらけだった上、著しく品格も欠いていた。

 ▼民進党は民主党時代から、相手に放った攻撃がすべて自分に突き刺さるブーメラン政党と呼ばれてきた。このお家芸も今や神業の域に達し、蓮舫氏はもはや、ブーメランの存在そのものが頭から消え去ったかのようである。

 ▼「100点じゃないですか」。民進党幹部が蓮舫氏の討論を称賛したのは身内だからまだ分かる。とはいえ、小紙を除き新聞、テレビで蓮舫氏への厳しい指摘があまり見られなかったのは解せない。次期衆院選の結果次第では、首相になるかもしれない地位にある人物に対し、手心を加えすぎではないか。

  1. NHK朝ドラあすの「ちむどんどん」8月16日OA第92話あらすじ 独立に向けて課題が山積みの暢子(黒島結菜)、賢秀(竜星涼)は我那覇と再会し…

  2. 【底辺キャバ嬢の盛り場より愛を込めて】困窮女性の大量参入で「ヤバいパパ」が急増 シャワー浴びてる間に財布からお金を盗み逃走

  3. 値上げしてもよいと思うもの 3位「おむつ」、2位「ビール」、圧倒的1位は?

  4. 15日スタートNHK朝ドラ「ちむどんどん」第19週あらすじ 新婚生活が始まった暢子(黒島結菜)、独立に向けて動き出し…

  5. 【許さない 未解決事件のいま】(3)ポツンと一軒家の惨劇 私的懸賞で解決願う長男 茨城高齢夫婦殺害