東日本大震災

「止まっていた時計、動き始めた」常磐線不通区間再開

【東日本大震災】「止まっていた時計、動き始めた」常磐線不通区間再開
【東日本大震災】「止まっていた時計、動き始めた」常磐線不通区間再開
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 東日本大震災の影響で不通となっていたJR常磐線の相馬(福島県相馬市)-浜吉田(宮城県亘理町)間の運行が再開された10日、沿線住民らは万感の思いで5年9カ月ぶりに故郷を駆け抜ける電車を見守った。

 「止まっていた時計の針が動き始めたようです」

 赤と緑のラインが入ったなじみの車両が真新しい新地駅(福島県新地町)に滑り込む。新地高3年の鈴木賢心さん(18)=相馬市=の胸にはさまざまな思いがこみ上げた。

 海のすぐそばにあった自宅は土台だけを残して津波に流された。当時は小学6年。避難した校舎の3階からがれきとともに押し寄せる黒い塊をみた。

 牙をむいた青い海。「想像もできなかった…」。津波は故郷での思い出とかつての同級生の命を奪った。家族は無事だったが避難生活を余儀なくされ、仮設住宅での暮らしは4年間に及んだ。昨年9月に内陸部に自宅が完成。沿岸部にも家が立ち始め、復興が進んでいる。住民の悲願だった鉄路の復活もかなった。

 この日は同級生らと駅を訪れた人たちに手作りのワッフルを振る舞った。「よみがえった町をたくさんの人に見てほしい」。喜びを分かち合いたいだけではない。先輩に当たる当時の新地高の生徒9人が津波で命を落とした。そうした悲劇を心に刻んでほしいからでもある。

 来春から仙台市内の大学に通う。常磐線は自身の足になる。「津波を受けたところがどんなふうに復興しているのか、車窓から早く見てみたい」(野田佑介)

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