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競技会場がまるで駆け引きの道具…国民の疑心暗鬼は深まるばかりではないか

■11月28日

 競技会場が、まるで駆け引きの道具にされている感じだ。2020年東京五輪・パラリンピックの会場計画の見直しを協議する大会組織委員会、東京都、政府、IOCの4者による第2回作業部会が27日に開かれた。結論が出るのは29日のトップ級会合だが、見直し3会場のうちバレーボール会場だけ迷走しているらしい。

 競技団体が強く要望している新設の有明アリーナ案に代わり、コストを大幅に削減できる既存の横浜アリーナ案が有力との報道があった。かと思えば、ハンドボール会場に予定されている国立代々木競技場案も急浮上してきたという。では、ハンドボールはどこへ行くのか…。

 組織委の試算では開催費用が招致段階の2・5倍の2兆円。都の調査チームの推計では3兆円で、どっちにしてもどうしてそんなに膨らんでしまったのか。まずそこから究明すべきで、会場見直しで100億円、200億円削ってどれほど意味があるだろう。単なるトカゲの尻尾切りにも見えて、国民の疑心暗鬼は深まるばかりではないか。

 断片的に、もれ伝わってくる情報をつなぎ合わせれば、「五輪の主導権を握るのはこっちだ」と自分たちのメンツをかけたような組織委、都の密室の暗闘がおぼろげに見えてくる。国民感情としてもう、うんざり…。はっきりいって、どの会場で何をやろうとお好きなように、と思っている人が多いかもしれない。

 たったの100億円、200億円の差なら選手に気持ちよく競技してもらうため新設にしたらどうか。いまさら文句も出まい。主役は建物ではなく、選手がどれだけ熱い戦いを見せ、語り草として残るか。それが本当の意味のレガシーというものだろう。 (今村忠)

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