安倍晋三首相は5日、東京都内のホテルで歌手の北島三郎さんの「芸道55周年」を記念するパーティーに出席してあいさつし、「日本の大切な演歌をずっと頑張って最前線で大黒柱として支えていただいたのが、北島三郎さんだ。そしてまさに演歌の精神である義理と人情を大切にされている」とたたえた。首相のあいさつは次のとおり。
みなさま、こんばんは。ご紹介いただきました安倍晋三でございます。北島三郎さん、芸能生活55周年、誠におめでとうございます。そして奥様、本当におめでとうございます。
40周年の際には実は、小泉(純一郎)首相の代理として、小泉首相のメッセージを代読をさせていただいたわけですが、本日は安倍晋三本人として出席をさせていただいて本当にうれしく思っている次第であります。
当時、小泉さんのメッセージを代読をしたんですが、小泉さんというと、エルビス・プレスリーとかですね、X JAPANというイメージが強いんですが、意外とですね、北島さんの演歌は好きなんですね。そのときに小泉さんの好きな北島さんの歌いくつか言ったんですが、その中で「男の精神(こころ)」という、男の精神と書いて男のこころ。「これ俺、安倍君好きなんだよ」という話でございました。