寿以輝デビュー6連勝!聖地初陣飾った「今まで一番強い相手」/BOX

5回、辰吉の右があごをとらえる。デビュー6連勝をTKOで飾った
5回TKO勝ちした辰吉寿以輝(右)=後楽園ホール(撮影・今野顕)

 プロボクシング・スーパーバンタム級6回戦(1日、後楽園ホール)元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎の次男・寿以輝(じゅいき、20)=大阪帝拳=がモンキー修平(25)=大星=を5回1分29秒、TKOで下した。戦績を6戦6勝(4KO)とし、A級(8回戦以上)昇格を決めた。

 父から受け継いだ勝負師の嗅覚だ。辰吉は勝機を逃さなかった。5回、左右のフックを浴びてもうろうとする相手に襲いかかると、渾身の左フックを打ち込む。背中からロープに倒れると、すぐにレフェリーストップ。無傷の6連勝だ。

 「スピードもあったし、うまかった。今まで一番強い相手だった。いい経験になった」

 父が1990年9月11日にプロ4戦目で日本タイトルを獲得した後楽園ホールに初登場。満を持して聖地のリングに立ったが、1回にデビュー後初のダウンを食らう。最悪の立ち上がりとなったが、3回に左フックでダウンを奪い、ペースを握る。その後は左右のフック、父の代名詞・左ボディーなどで、2戦連続のKO勝利につなげた。

 戦績を6勝として、8回戦で試合ができるA級に昇格したが、父の評価は厳しい。「パワー、スピードで良いものを持っているが、生かしていない。天才肌やない。練習と努力しかない」。ダメ出しを受けた息子は「これからは気持ちと技術を大事する」とうなずいた。 (伊藤隆)

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