「毒ガス」のよう
「レストランで匂いの強い人がいると食事ができない」「宅配の人の制服の匂いがつらくて…荷物にも移るから、洗剤を変えてほしいとお願いした」
大阪市中央区のクリニック「ふくずみアレルギー科」で、治療のための勉強や情報交換を目的に、毎月第2火曜の午後2時から行われる「CS教室」。先月上旬には7人が参加し意見交換した。
同クリニックの吹角(ふくずみ)●(=隆の生の上に一)之院長は全国で数少ないCS専門医で、北海道から沖縄まで全国各地から患者が訪れる。近年は柔軟剤などに悩まされる患者が増え、「おおげさと思われがちだが、患者にとっては毒ガスのように苦しい」と訴える。