あおぞら銀行は、上智大と共同でシニア世代に特化した消費動向指数の開発に乗り出す。景気回復の鍵を握る高齢者層のお金の使い方を探る手がかりとして役立てるほか、同行のブランド価値向上につなげる狙い。来年中の公表を目指す。
あおぞら銀と上智大は7月に研究開発チームを発足。具体的な調査方法や質問項目はこれから詰めるが、同行の60~70代の顧客ら計約1千人の協力を得て、消費への意欲や態度を数値化する構想だ。企業のマーケティング戦略や公的機関の施策作りへの活用を想定している。
同行は来年5月に上智大四谷キャンパス(東京都千代田区)内に本社を移転する。指数の開発のほかにも、学生のインターンシップ(就業体験)受け入れや講師派遣など、移転をきっかけにした合同プロジェクトを始めている。