メンバー間に一度できた溝は大きく、スマスマの収録前には、香取が本番直前に控えるスタジオ横の前室で過ごし、他のメンバーはそれぞれの楽屋で過ごすことが多かったという。収録本番以外でメンバーが会話を交わすことはほぼなく、雰囲気の悪さゆえ、騒動前に行われていた観客を入れての収録も、騒動後は一度もなかった。
6月には、8カ月ぶりに届いたファンクラブ会報で木村だけが解散を否定するコメントを寄せていたが、他の4人は具体的に言及しなかった。
ただ、中居はリーダーとして、グループ活動を積極的にはできなくともSMAP存続を願った。メンバーの関係修復を図り、「ジャニーズを辞めたい」と周囲に漏らすこともあった香取を翻意させたという。
事務所は活動休止の方向で話を進めようとしたが、香取らが「期待させるのはファンに失礼だ」と、解散を主張。稲垣と草なぎも同調し、活動休止ではなく解散やむなしに舵は切られた。メンバー間にできた溝は、あまりに大きすぎた。