1月に分裂、解散危機騒動が表面化した国民的グループ、SMAPが12月31日をもって解散することが14日未明、ジャニーズ事務所から発表された。なぜ、SMAPは解散しなくてはならなかったのか。一番大きな要因として考えられるのは、木村と香取の確執だ。
昨秋からグループは、元チーフマネジャー、Iさんの独立計画に同調した中居、稲垣、草なぎ、香取と、ジャニーズ事務所に残留することを決断した木村の4対1に分かれ、1月13日に解散危機にあることが表面化した。
その後、ファンによる代表曲「世界に一つだけの花」の購買運動などを受けて、同18日にフジテレビ系「SMAP×SMAP」(月曜後10・0)でメンバーは生謝罪し、グループ存続宣言。事態は収束へと向かった。
しかし、Iさんは騒動の責任をとって事務所を退社。これに一番ショックを受けていたのが香取だったという。香取にとって、中学生のころから母親のように面倒を見てくれたIさんを木村が裏切ったように映ったのかもしれない。香取は、木村との会話を一切しない状況が続いたという。
2人が関係修復をできぬまま、事務所サイドがツアー開催をメンバーに打診。関係者は「メンバーの気持ちに揺れはあった」と明かすが、2008年以降、SMAPのライブ演出を担当する香取が開催を頑なに拒否。ジャニー社長の説得にも応じず、25周年ツアーは幻となった。