話の肖像画

サッカー指導者・ジーコ(3)中田英寿は最高の選手だった

日本代表の合宿で、シュート練習をする中田英寿選手(左)を見守る =2006年5月、福島県のJヴィレッジ
日本代表の合宿で、シュート練習をする中田英寿選手(左)を見守る =2006年5月、福島県のJヴィレッジ

 〈1989年にフラメンゴを引退。だが91年に現役復帰し、当時日本リーグ2部だった住友金属に入団した。その後、Jリーグが発足し、鹿島アントラーズでプレー、日本サッカー界に貢献した〉

 私が日本でプレーし始めた当時、日本のサッカー界はあらゆる意味でプロフェッショナルではなかった。一部の選手は会社員だったしね。Jリーグが創設され、選手たちは真剣にサッカーのことを考え始めたんだよ。

 サッカーで最も大事なことは、自分で考えてプレーすること。創造性が最も必要なんだ。だけど日本の選手たちは、ミスをすることを極端に恐れていたね。それは日本の文化であり、学校教育の問題なのかもしれないと考えている。ミスをしたら、監督は別の選手を使おうとする。監督がミスをした選手を殴ることがあるということも聞いたよ。でもそれでは選手は萎縮してしまい、思い切ったプレーができない。ドリブルをしてミスをしたら、ボールを奪いにいけばいいんだ。試合にはミスがつきものさ。自分で試さなかったら何も生まれない。この世に完璧な人間はいないんだよ。

 日本の選手からよく、試合でどうしたら良いかを聞かれた。日本人は他の人から教えられるのが好きだね。結局は全てのことを自分で考えて行動するしかないんだ。判断力が最も大事なんだよ。もしミスしてしまったら、今度はミスしないように練習を重ねるしかない。その繰り返しでうまくなるんだよ。

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